痩せるコーラ

自分が考えている事をまとめます。毎週木曜21時更新(予定)

カジノ合法化に反対する理由を検証してみた

横浜市長選で現職の林氏が勝ちましたね。

www.asahi.com
なんかこの市長選、
挑戦する側の候補の取り巻きたちが

争点は 『カジノ設立か 中学の学校給食設立か』
カジノが出来たら、中学の学校給食はあきらめるしかない!
学校給食を実現させるためにカジノ設立を推進してる現職を市長の座から引きずり下ろそう!!

みたいな主張してたが、
なんでこの2要素がトレードオフなんだ…。

twitter.com

カジノ設立を阻止すると学校給食できるの?
んなわけないじゃん。

カジノが出来る予定の山下ふ頭の再開発予算は134億円だが
今の横浜の規模だと中学の学校給食はだいたい330億円(初年度のみ)必要だぞ。
(そもそも世界の船が大型化しており今の横浜港だと船が入らないので山下ふ頭の再開発はカジノがあろうとなかろうとしないといけない。現状大型コンテナ船が入らないので上海から小さい船に積み替えて輸送してもらっている。)

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控えめに言ってアホでは。
戦うポイント間違えてるぞ。
中学の学校給食については政策の優先度について議論すればよいだろ。

で、なんでカジノがやり玉に挙がったかというと
みんな反対してて支持を得やすいから

およそ70%近い人がカジノ設立には反対しており、
カジノのせいで○○ができない~~~!!!
って言えば支持が得られるという浅はかな考え。

「公共事業を否定すればよい」という考えは築地移転問題で痛い目みただろ!

「カジノ出来なきゃ戸塚駅周辺が更に発展する!!!」
みたいな戸塚在住民もいたけど、どこのデベロッパーに騙されたんでしょうか。。

そもそもなんでカジノが嫌われているかというと以下の理由が多い。

  1. 治安が悪化する
  2. ギャンブル依存症が増加する
  3. 犯罪や反社会的勢力に利用される
  4. 経済の活性化につながらない

この漠然とした理由たちが本当かどうか検証してみよう。

 (↓一般大衆が現在抱くカジノのイメージ)

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1:治安が悪化する

結論:明確な根拠はない。

まず勘違いしてる人が多いみたいだが、
カジノを解禁したからって街中にパチンコ店並にカジノが出来るわけではない。

国や自治体から決められた地域で決められた数だけしか作れない。

どういうことかというと
例えば「あんだけディズニーランド混んでるんだったら、各都道府県に一個ディズニーランド作ればええやん!」
は実行できない。
なぜならディズニー本社が許可してないからだ。

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同様にカジノも日本政府が決められた数と地域でしか作れない。

日本がモデルケースにしているシンガポールでは
カジノは2施設しかなく、おそらくそれぐらいの数で行くだろう。

なのであなたの住んでる住宅街にカジノが出来るという
そんなドラクエの街みたいなことは起きない。

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また、街に競馬の場外馬券場などのギャンブル施設が出来た際に
その地域周辺の犯罪発生率が上昇したというデータは今のところない。

その上モデルケースにしているシンガポールにおいて、
カジノ合法化前と合法化後では犯罪発生率に変化がなかった。

(↓シンガポールの犯罪率)

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https://www.police.gov.sg/

治安の悪化は

  • 貧富の格差拡大
  • 敵対組織の抗争、戦闘
  • テロの増加

主にこの3要因が主で
これらはカジノが直接的原因になるわけではない。

つまり社会全体のせい。
ただカジノ解禁で社会が徐々に変革していくことも否定できない。

 (↓ゲームで変革してしまった社会)

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2:ギャンブル依存症が増加する

結論:増加しない

まず前提として、今日本のギャンブル依存症患者の割合は
国際的にはダントツに高い

(↓ギャンブル依存症病的賭博)患者の国別割合)

国及び地域名 患者の割合
日本 5.60%
アメリカ 0.60%
カナダ 1.30%
イギリス 0.80%
スペイン 1.70%
スイス 0.80%
スウェーデン 1.20%
ノルウェー 0.30%
フィンランド 1.50%
オーストラリア 2.10%
ニュージーランド 1.00%
マカオ 1.80%
シンガポール 23%
香港 1.80

<実践>公共インフラ関連ビジネス | コンサルティング | 大和総研グループ

 

なぜこんなに多いのか、薄々感づいていると思うが
競馬などの公営ギャンブルや野放しになっているパチンコのせいである。

(↓競馬を楽しむために裸になってしまう依存症患者)

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正直日本では、これまでギャンブル依存症への対策を積極的に行ってきたとは言い難い。

他の国では
「タバコは健康に悪いですよ!」
くらいのギャンブル依存症撲滅キャンペーンが張られており、日本もこれくらいすべきである。

つまり、今まで競馬やパチンコで依存症対策が全くされてないこの状況で
横浜で1,2施設くらいしかできないカジノくらいで増加するギャンブル依存症なぞ屁みたいなもん。

なぜなら全国どこでもパチンコできるし!

まずはパチンコの依存症対策からやれや!
え?TVはパチンコ業界が大手スポンサーだからそんなキャンペーンできない?

 (↓典型的なギャンブル依存症)

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3:犯罪や反社会的勢力に利用される

結論:違法カジノやパチンコで既に利用されている。

そもそもこの横浜の関内付近のエリアは3か月に一回くらい違法カジノが摘発されている。

www.sankei.com

どこもマンションの一室で年10億円以上儲けてたっていうんだからすげーよな。バトミントンの選手もかなり突っ込んだみたいだし。

あの仕事をしないという神奈川県警でこれなんだから実際はもっとあるだろう。

またこの地域は稲川会という大手暴力団が幅を利かせており、違法カジノは資金源になっている。
(この地区選出の菅官房長官とパイプがあるという噂…)

つまりカジノが合法化される・されない以前にもう暴力団によってカジノが運営されているのだ。

 (↓裏カジノで日常的に行われてるやり取り)

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じゃあこいつらを追い出すにはどうしたらいいのか。

それはカジノを合法化するのが一番手っ取り早い。

え?合法化したカジノも暴力団がかかわるんじゃないの???
と思う人も多いと思う。

しかしラスベガスでは反社会的勢力の資金によりカジノが運営された結果、
地域の犯罪が増加し(暴力団同士が抗争を起こした)、顧客離れを起こした事例があるため
今世界の合法カジノの殆どは反社会的勢力を完璧に切り離すために極めて厳格な規制を行っている。

なので暴力団が稼いでいるカジノマネーを合法カジノにひっぱってくれば暴力団に金を渡すことを防げる!

(↓日本有数の財閥という一流企業がカジノを経営した例)

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なんだいいことづくめじゃん!
と思うかもしれないが、これはヤクザを胴元にすることを防げるというだけで
裏で稼いだ金をカジノに突っ込むマネーロンダリングは防げない。

例えばマカオでは2005年に北朝鮮マネーロンダリングしていることがわかって大騒ぎになった。
(アメリカが発表した)
つまりカジノを介して巨額の資金移動、外貨獲得が簡単になれば、不透明な資金の流れが生まれる発端になる。

kotobank.jp

えー!やだー!カジノ怖い!やっぱダメ!
と思うかもしれないが
実はこれ既にパチンコで常態化している。

どれくらいの金額が動いているか?
パチンコだけで実に「ラスベガスとマカオを足して10倍以上」
くらい動いている。
(北朝鮮資金洗浄として利用している)

なのでぶっちゃけカジノのマネーロンダリングだけを問題にしても意味がない。

(↓メルカリを介した新手のマネーロンダリング。現金だとばれないように魚のオブジェとして出品)

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4:経済の活性化につながらない

結論:活性化はする。ただし永続的に効果があるかは不明。

さっきも言ったように違法カジノがマンション一室で年10億円以上稼ぐんだから
合法化してゴージャスにすれば稼げはするだろう。

ただ忘れてならないのは、カジノというのは観光の一つのツールにすぎない。

ラスベガスやマカオシンガポールのカジノがあんだけ盛り上がってるのは
カジノ以外にも

があるからであって、近年ではカジノで一銭も使わなくてリゾート目的で来る人の方が多い。ラスベガス等はショービジネスのほうが今や有名である。

(↓マカオのリゾート施設にあるプール。パンパンである)

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シンガポール等はカジノのスペースはリゾート施設全体の2~3%しかない。

カジノ導入の失敗事例としてよく挙げられる
アメリカのアトランティックシティはここが失敗しており、
カジノ以外の集客要素を作らなかったから廃れた。

日本政府もこのことをよくわかっており、
だからカジノ合法化法案を総合リゾート型施設を作れるような
「統合IR法案」としてパッケージングしたのだ。

(↓横浜リゾートの完成予想図はこんなやつらしい。)

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よく反対過激派の人が
「IR法案とかよくわからん名前でカジノという存在を隠してる!!!」
とか息巻いているが、別にカジノが主題ってわけでもないので残念ながら当然。

よーし!カジノがある統合リゾート施設が出来たら目玉観光施設が出来て海外客がいっぱい来てウハウハやー!!

と思うかもしれないがリスクも大きい。

まずマカオは売上が年々売上が落ちている。
背景にあるのは

この二つで大口の中国人VIP客の減少し売り上げが大きく減った。

また、統合リゾート施設もできた当初は良いが、商売は水物なので収益が良いとは限らない。

1987年に制定した総合保養地域整備法(通称リゾート法)で色々リゾートが作られたが
バブル崩壊もあってシーガイアを始め、ほとんどの施設は上手くいかなかった。

中学学校給食の資金捻出のためにも二の舞にならないことを望みたい。

 

(↓TVでも有名なシンガポールのリゾートホテル。かなり大きいカジノがある)

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5:まとめ

正直、
・自治体が主催してる公営競技場やら場外売場が地元にある
・近所にパチンコ屋がある
・賭け麻雀とかやったことある
っていう人にはカジノ合法化に反対する権利はない。

だってカジノ合法化よりももっと酷い事態を見過ごしてるってことじゃんね。

ふー…パチンコとか競馬とかバカバカしいわ。

俺はソシャゲでガチャ引きます。

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↓結果

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次回は「50万人の行進!コミックマーケット」について書きます