痩せるコーラ

自分が考えている事をまとめます。毎週木曜21時更新(予定)

鳩山はなぜクリミアに行ったのか

鳩山とロシア

鳩山由紀夫元首相がなんだか活躍してる。

news.livedoor.com


この人、何も考えてないようで絶妙なタイミングで自分の意見を最大限発信できる事をするから実は頭良いと思う。
まぁ民主党にとっちゃ良い迷惑だけど。

元首相曰く
「クリミアの問題はアメリカ側の言い分しか言ってない。ロシア側の言い分も聞こうぜ!」
というもの。
言わんとしてる事はわからんでもない。

そもそも鳩山由紀夫元首相は祖父がソ連と友好条約を結んだように日露方面では割と強かった。
なので親しいロシアの肩持ちたい、という事だろう。

で、今回話題になってるクリミア自治共和国
多くの日本人は
「クリミア?どこそれ?」
って感じだと思う。

正直、私もそうだったのでちょっと調べて纏めてみた。

クリミアの地政学的価値

そもそもクリミアってどこ?
場所を確認するとこのへん。(横にいる芸人は私が描いた)

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デカイ江ノ島みたいな形。
ここでハッキリする事がある。
そう!海に面している!

黒海の真ん中にズドンとある場所なので港を作れば便利。
しかも海軍をおけば黒海全体の制海権は得れるし、地中海も臨めるぜ!Fooo!
という土地。

事実、ソ連時代はソ連最大の海軍基地がクリミア半島セヴァストポリに置かれていた。
これで黒海周辺の国々を支配していたのである。

markethack.net


ソ連崩壊後、ウクライナ政府がEU・アメリカ寄りになった事によって
ソ連じゃなくなってしかも今度はアメリカ寄りの艦隊が置かれるかもしれないだって!?」
という悪夢がプーチンに襲いかかる事になる。
のど元ナイフ状態!

プーチン「やべぇ…やべぇよ!キューバ危機の時のケネディの気持ちわかるよ!」
って感じになってしまった。

そこでプーチン、ここで策を講じる為にクリミアの歴史を思い出してみた。

クリミアの歴史

クリミアの歴史を調べたら、複雑すぎィ!
なのでざっくりと纏めてみた。

①中世~ロシア支配前

クリミアは古代はギリシャやローマの支配を受けていたが
13世紀にはチンギス・ハンの系統のモンゴル国になった。

その前後に大量の遊牧民が流入しこの地で定住を始めている。
流入してきたタタール人と呼ばれる。
多数になった彼らはタタール人で国を作りこの地で暮らした。

タタール人はイスラム教徒である。
なので思想的に近いオスマン帝国がクリミアを支配する事になる。

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②ロシア・ソ連の支配

16世紀にオスマン・トルコはロシアに負けて、クリミアはロシアの領土になる。
ロシア帝国の一部になったので北からはロシア人、西からはウクライナ人が押し寄せる事になった。

ロシア革命以後、ソ連になっても状況はあまり変わらなかった。
名前が「クリミア自治ソビエト社会主義共和国」になったくらいである。

スターリン時代に

スターリンギリシャって資本主義だからギリシャ人って敵だよな」
スターリンタタール人さ、あいつら第二次世界大戦の時にソ連に不利になるようなム―ブしたから罰与えるわ」

という事でギリシャ人は弾圧(粛清)、タタール人は中央アジア送りにされている。

やべぇよ。同志スターリン...

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ちなみにタタール人はスターリン死後にクリミアに戻れた。
やったぜ。

ソ連崩壊以後

ソ連崩壊後にソ連領だったウクライナは独立した。
クリミアはそのままウクライナの一部になり、ロシアから離れた。

しかしクリミアに住むロシア人は立ち退かずに最大多数を占めていた。
ロシア人「僕たちはロシアに戻りたいです。そのためにウクライナから独立します。」
って事で住民投票で勝って独立しそうになった。
民主主義的にやるとロシア人が一番多いんだから当たり前である。

だがウクライナ政府が弾圧した。
これにはロシアも激おこだった。
ロシア「民主主義に反するだろ!それでも近代国家か!」

どの口が言ってるんだ…。
って感じだがロシア国内でもその機運が高まった。
しかも当時はロシアもお金が無く、軍を動かすのが難しかったので放置した。
これで独立がうやむやになり20年が経過する事になる。

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プーチンは考えた。
「そろそろ軍を動かす余裕がロシアにも出てきたし、アメリカに取られるくらいだったら先にクリミア手に入れるぜ」
って事でクリミアの獲得を目指す事になる。

謎の軍隊(笑)

クリミアに住む民族の人口比率的には

  1. ロシア人   58%
  2. ウクライナ人   24%
  3. タタール人       12%
  4. その他               6%

ってとこ。

民主主義的なプロセスを経ると普通にロシア人が勝ってしまう。
つまりアメリカ御得意の
「非民主主義プロセス絶対に許さないよ」
戦法は効かない。

しかし民主主義的プロセスをやるとウクライナ政府に弾圧される。
アメリカもウクライナの弾圧という非民主主義的な行動は黙認である。
どうすればいいのか。

よし!武装蜂起しよう!
という事でウクライナにいるロシア人は武力を使い始めた。
かつタタール人も味方につけるために自治などのアメを与え、味方にした。

「よっしゃ!クリミアはロシア人とタタール人のもんじゃー!ウクライナ人でてけ!」

しかし機動戦士ガンダムを見ればわかるが
政府(連邦)VS独立派(ジオン)の戦いは物量的に独立派の不利である。

そこに独立派を助ける「謎の軍隊」の登場である。

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ロシア仮面一体、何シア軍なんだ…

ロシア仮面の働きでロシア人とタタール人は勝利。
こうしてクリミアロシアへの編入が決まり、ロシアの一部になりました。

プ ー チ ン 大 勝 利 !

しかし突如現れたロシア仮面にEUとアメリカは激怒。

プーチン「アレはロシア仮面であって、ロシア軍じゃないです。」
オバマ 「嘘も休み休みにしろよ…。絶対ロシア軍だろ。」
メルケルオバマはんの言う通りや」
プーチンぐぬぬ…」

というやりとりを経て、ロシアへの経済制裁に至る。
ウクライナも独立を認めない。

泥沼状態!

今まさにここである。
よくこんな状態でクリミアに行ったな…鳩山…

鳩山はなぜクリミアに行ったのか

おさらいすると

  1. クリミアは軍事上重要な拠点ロシアは喉から手が出るほど欲しい。
  2. クリミアは元々、親ロシア派が多い地域。
  3. 住民投票やると普通に「ウクライナから独立してロシア編入したい派」が勝つ。
  4. ウクライナ政府「独立絶対に許さないよ」で弾圧。アメリカも加担。
  5. ロシアが秘密裏に裏工作して晴れてクリミア獲得。でもバレバレ
  6. EUとアメリカが激おこ

という状態。

ここで重要な点は
「民主主義的にはどちらが正しいのか?」
という点である。

正直、民主主義的には圧倒的にロシアに分がある。
そもそもクリミアの人は親ロシア派が多いんだし。
その矛盾に我らが鳩山は動いた。

???「東ティモールは独立派が住民投票で勝ったのにおかしくね?」
???「それなのにメディアが一方的にロシアを悪者扱いしてるのに違和感を感じるぜ!」
???「ここは俺の出番のようだな!」
???「ロシアの味方!ハトヤマン!参上!」

www.nikkei.com

ハトヤマン「俺が来たからにはもう安心だ!」
日本国民 「鳩山引っ込んでろ」
プーチン 「なんだあいつ?(呆れ」

こんな感じだろう。

つまり鳩山がクリミアに行った理由それは
「正義感半分、目立ちたい気持ち半分」
ってとこ。

そんな鳩山にスーパースターマンの称号をあげよう!

とっても!ラッキーマン 2 (ジャンプコミックス)

プーチン「なんだ。あの雑魚……」

多分国益は損ねてない。雑魚だし。
でもスーパースターマンは不死身である。

 

↓「紀夫」なのは間違いではない。2013年に改名したのだ。
(でも本人のブログとか由紀夫のまんまなんだよね。

ウクライナ危機の実相と日露関係 (友愛ブックレット)